具体的に褒めるコツとやってはいけないこと

具体的に褒めるコツとやってはいけないこと


      

▷ 今言いたくなった褒め言葉に
『なんでそう思ったのか?』の答えを付け足す

▷ 上下関係を強調、他人と比較、露骨、形容詞だけはNG



詳しい解説

具体的に褒めるには

今言いたくなった褒め言葉に
『なんでそう思ったのか?』の答えを付け足しましょう!

  • 『尊敬してます!』
  • 『かわいいね!』

など、何に尊敬したのか、どうかわいいのか、
その言葉だけでは相手に伝えることが出来ません。
こんな時はいったん言葉には出さずに、心の中で

  • 『なんで尊敬したと思ったの?』
  • 『なんでかわいいと思ったの?』

と、自分に心の中で質問を投げて
その答えも一緒に答えてあげると具体的に褒めることができます。

  • 『自分は飽きっぽくてすぐ諦めちゃうんですが、諦めずに夢を追いかけられるなんて尊敬します!』
  • 『今日の服装が、〇〇さんの雰囲気に合っていてかわいいです!』

など、『なんでそう思ったのか』も一緒に伝えてあげましょう!

そもそも褒めるところが見つからない場合は、めんどくさいのですが練習あるのみです。

  1. 初対面の人の褒める部分を3つ見つける
  2. 実際に言葉にして褒める

この二つのことを少しづつ実行して慣れていくのが一番の近道です。

実際に言葉にして褒めるときや、お世辞で伝えたいときは
以下のクエストが参考になると思いますので
参考にしてみてください。

・お世辞っぽくならない褒め方

ダメな褒め方

上下関係を意識させた褒め方

  • 『新人なのによくできたね』
  • 『よくやったね!偉いよ!』

のような褒め言葉は『上から目線だな……』や、『それって褒めてるの?』と、相手が素直に褒め言葉として受け取ってもらえない場合があるので、上下関係を匂わせた褒め方はやめるようにしましょう。

部下や年下の方を褒める際は、どうしても立場的に上になってしまうこともあると思いますが、
『助かったよ!』『ありがとう!』
といった感謝の言葉を伝えるようにすると上から目線がなくなります。

他人と比較して褒める

  • 『〇〇さんはダメだったのに、成功させるなんてすごいです!』
  • 『〇〇さんより、仕事も早くてしっかりしていて本当に頼り甲斐があります!』

など、誰かと比較して褒めるやり方は本人も喜びにくい褒め方です。

そこで喜んでしまうと、間接的にその第三者を悪く言っているのと同じになってしまうからです。

それだけではなく、相手からは『なんであの人のことをそんな悪い風に言うんだろう……』
悪い印象を与えてしまう可能性もあるので誰かと比べて褒めるのは控えましょう。

ただし、このように第三者を下にして比較するのはよくないですが、歴史の偉人と比較して、『まるで偉人のようだ!』のような比較の褒め方であれば大丈夫(大げさすぎるのは注意)です。

露骨に褒めまくる

  • 『ホントすごいです!マジで尊敬します〜。てかプロ並みですね!日本で一番なんじゃないですか?いやホント……』

『バックハンドコンプリメント』なんて用語が付けられているくらい科学的にも気をつけたほうがいい褒め方です。
露骨に褒める行為はわざとらしさを余計に感じさせます。
相手はからかわれている感覚になり、別のいやらしい意図があるのではないかと疑ってしまうのです。

形容詞のみで褒める

  • 『すごい!』
  • 『上手ですね』
  • 『素敵ですね!』

など、形容詞だけで褒めるのは具体的ではなく、褒め言葉が薄っぺらくなってしまうので形容詞だけの褒め言葉は控えましょう。
今回紹介した『なんで?』を使って具体的に褒めてあげましょう!

おまけ

自分が詳しくない分野を褒めたいときもあると思います。
例えば次のように思う場合です。

  • 『どんくらいすごいのかわからない』
  • 『何がすごいのかピンとこない』
  • 『自分がその分野に詳しくない』

そんなときは、
相手の選択や行動』を褒めるのが効果的です。

相手の能力や実績、外見を褒める際はある程度の知識や経験、センスが求められる場合があります。
『いや、どんくらい凄いかわかってないっしょ』
『あまり知らない人に言われてもな……』
となりかねないからです。
特に目上の方を褒めるときに起こりやすいです。

そこは無理せず相手の『選択や行動』について褒めましょう!

  • 『そんな辛い状況で周りの人を気遣えるなんて、中々出来ることじゃないです。尊敬します!』
  • 『その決断って、リスクもかなりあったんじゃないですか?それなのにそれを選べるって本当すごいですね!』

など、自分が詳しくなくても、その人の選択や行動に対しては同じ立場で褒めることが出来ます。
また決断や行動の裏にはその人なりのストーリーが必ず存在するので、その後に相手が自分の話しをしやすく、コミュニケーションの円滑にも役立つ褒め方になります。



こんな悩みにオススメ

▷褒め方で気を付けることが知りたい
▷褒め方にコツがあれば知りたい

まとめ

・褒めるのは具体的なほどいい

・今言いたくなった褒め言葉に
『なんでそう思ったのか?』の答えも付け足して具体的にしよう!

・上下関係、他人比較、露骨表現、形容詞
の4つは逆効果なのでやめる

・自分が知らないことでも、
選択や行動を褒めることは出来る


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